佐久間象山という人を知っておられるでしょうか?

この方が佐久間象山先生です。
最近ドラマ「JIN・仁」にも出ていましたね。実はこの方はあまり知名度は高くは有りませんが凄い方なんです。
門弟には、吉田松陰・勝海舟・小林虎三郎・等々の方達がいらっしゃり、沢山の偉人を輩出しています。又今東京のお台場という所が有りますね、台場とは大砲を据え付けた場所で、レインボーブリッジを通れば埋め立てた島に石垣が有るのが見えると思います。象山先生以前よりそこに台場は有ったのですが、象山先生が藩主真田幸貫公を通じ「海防八策」という建白書を出し今のお台場に有る台場を増強もしました。又松代藩は象山先生の指導のもと、この時代最新鋭と言われた大砲「アームストロング砲」を自前で鋳造でき、戊辰戦争の会津戦争では松代藩のアームストロング砲が鶴ヶ城を攻撃しました。なんでも会津地方では松代藩の大砲の事を詠んだ歌が有るとの事です。又横浜市には松代藩が横浜警備の時に使う予定だったアームストロング砲が今も有ります。
その大砲

なんでこの象山先生を取り上げたかというと、私の地元の偉人であるというのも理由なのですが、象山先生の事を有る人と先程まで話をしていて取り上げたくなりました。
象山先生は幕末の思想家であり科学者であり兵法家等マルチに活躍された方です。
幕末と言うと尊皇か佐幕か、開国か攘夷かとか、まー大きく分ければ尊王攘夷派か佐幕開国派とでもなるのでしょうか?
しかし象山先生は「尊王開国派」です。当時としてはあまり受け入れてもらえない思想だった為に、松代藩では主流派とはなれませんでした。後で記述しますがこれが地元長野というか松代と言うのか、まー悲劇とまではいかないものの、イマイチという事に繋がります。
象山先生の根本的思想の中で私が大事に思うのは「東洋道徳と西洋藝術の融合」(※この場合の藝術とは技術の意)という部分です。象山先生は日本人は根本的思想は東洋道徳を重視し、しかし柔軟に優れた西洋技術を取り入れる事を進めるべし。と言っているわけです。これは現在にもつながる進歩的発想には若干弱いものの、その優れた先端技術を改善に改善を重ね、より優れた物を作るという技術立国としての日本国そのものではないでしょうか。
ようするにある意味今の日本の姿そのものを説かれていた訳です。
上記に象山先生が主流派になれなかった事が地元にとって良くなかったという部分ですが、松陰先生と比べれば分かりやすいです。
ご存じのとおり松陰先生は地元萩で私塾 松下村塾を開き、正に維新の中心人物を数多く輩出され、その結果山口県では絶大な尊敬を集め、今でも山口の子供達は毎朝松陰先生の言葉を唱えているそうです。
では象山先生は、主流派になれなかった為に地元松代であまり活躍する事ができず、どちらかというと活動の中心は江戸や京都となってしまいました。その結果地元で有力な弟子を輩出する事が出来ず、今長野では人気が有るとは、けして言えない状況です。
その結果かどうかは分かりませんが、山口県は馬鹿を入れていいのか分かりませんが、総理大臣輩出人数9名と日本一 それくくらべ長野県は64日で辞職した羽田孜一人だけです。
歴史にタラレバは有りませんが、象山先生が地元でもっと活躍できる環境で有れば、長野はもっと良い所になっていたかもしれません。
惜しい事です
by kokeko
初めまして